マイナーな国では意外に使える中国SIMのローミング
アジア各地で使い勝手の良いSIMカードとしては、タイの通信キャリア(AIS、TRUEなど)のローミング用SIMが格安なのは間違いないのだが、マイナーな国はカバーしていないという難点がある。
そんな方におすすめしたいのが中国移動(チャイナ・モバイル)の一帯一路パック(一带一路多国流量包)だ。SIMカードを中国国内で入手し、本人確認書類で登録を済ませるという手間はあるが、カバー範囲がかなりすごくて、中央アジアや西アジア、東欧方面に行くにはかなり使い勝手がよい。SIM購入時にはローミング機能をONにしてもらおう。そうすればウェブサイトやアプリで簡単に手続きができる。
使用範囲は、
シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、パキスタン、バーレーン、オマーン、ハンガリー、チェコ、ポーランド、ロシア、スロバキア、クロアチア、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン、モンゴル、ブルガリア、モンテネグロ、アルバニア、ウクライナ、スロベニア、エストニア、ラトビア、マケドニア、ルーマニア、トルコ、クウェート、ベトナム、バングラデシュ、インド、カンボジア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルメニア、アゼルバイジャン、セルビア、ミャンマー、モルディブ、ネパール、スリランカ、イラン、ブルネイ、キルギスタン、タジキスタン、ラオスイスラエル、パレスチナ、ジョージア、エジプト、サウジアラビア、アフガニスタン
この範囲ならどこでも使えるというわけだ。
無論現地のSIMが最安だが、何カ国もハシゴするとか、入国後すぐ使いたい場合には選択肢になるだろう。ちなみに料金は28元/日からで使い放題だ。日数が長いと単価も下がる。
ただ、フェイスブックなど中国政府の覚えがめでたくないサイトの閲覧には中国本土と同じ規制がかかるので注意が必要だ。そういう場合はVPNサービスを併用する必要がある。